やす子、78歳。
とにかく頑張り屋で母子家庭だったこともあってか、長年シャカリキに働いてきた母、やす子。
常に動いていないといられない性格で、暇さえあればお出掛けしたりパチンコしてみたり、庭木や花の手入れをいてみたり。
私の母はずっと元気でいると、なぜか思っていたんだよね。
たぶん、コロナなんてものがこの世に存在しなかったら、今も元気に外に出掛けていて。
残り少ないであろう人生を満喫していたんだと思う。
70歳に肺がんの手術をしていた母は、コロナにかかったらまず100パー助からないだろう。と、家に閉じこもるようになってしまった。
まぁ、コロナの初めは未知すぎる病に怯えたよね。
けど、母のそれは本当に異常すぎるほどだった。
買ってきたものはすべてアルコール消毒。
私の兄と暮らしていたんだけれど、接触を恐れて家庭内別居する始末。
兄は、玄関で着ていたものを全部脱いでから家に入ることを許され(-_-;)
常にご飯は一人めし。会食がダメとワイドショーでさ。本当にずっと放送されていたからね・・
当然、娘の私との接触も恐れて
「家に遊びに来ないで!」と。
「あ~そうですか」って、そのまま放っておいたことがいけなかったんだと思うの。
その時に何かしら私にできたことがあったのかもしれないけれど、とにかく私も自分と自分の家族のことで精いっぱいで、やす子の事を思いやってあげることができなかった。
徐々に精神的に病んでしまったんだと思う。
現在は、病名というものはしっかりとつけられていないのだろうけれど、鬱や不安症の気があって。めまいや不眠症で数々のわけのわからない薬をお腹一杯飲んでいる状態。
私は、母とは車で4時間ほどの所に住んでいて、母の元へ通うことはなかなかできずにいたんだけれど。
2023年2月、思い切って母を私の住む県へ移住させることにしました。
【やす子移住計画】どーん
このブログは、母・やす子の移住記念に立ち上げてみました。
楽しみながら母とモカ(シーズー犬)との暮らしを綴っていこうと思います。